このページは、シンプルライフの設立理念であるクラブハウス方式についてご説明いたします。
クラブハウスのはじまり
1940年代後半、ニューヨーク郊外にある精神科の病院から退院した4人が中心となって作った『ワーナークラブ(WANA Club)』が源流。
(WANAは、“We are not Alone”私たちはひとりぼっちじゃないの頭文字)。
始めは自分たちの拠点が無く、教会や図書館の好意でその1隅を借りて会合を持ち、廃品回収の仕事などで自分たち各自の生計を立てながら、活動の輪を拡げていった。
自分たちの力で助け合いながら社会生活に立ち戻ろうとする彼らの行動に共鳴する参加者が次第に増え、また、彼らの活動をサポートする市民ボランティア、企業家、精神保健関係者の理解と協力が得られるようになって、1948年、ニューヨーク西47番街に大きなビルを持つに至った。
その中庭に小さな泉があるところから“ファウンテンハウス”と呼ぶようになった。
クラブハウスのその後
1977年以降、NIMH(国立精神保健研究所)の支援のもとで、クラブハウス方式の地域リハビリテーション活動の拠点が全米各地に作られるようになった。
さらに、ニューヨーク・ファウンテンハウスと先進的なクラブハウスが協力し、1993年から「クラブハウス開発国際センター(International Center for Clubhouse Development ICCD)として国際組織に発展した。
ICCDにおいて、クラブハウス方式がいかにあるべきかの目安を示す36項目のクラブハウス国際基準が作られ、認証を与えている。現在、ICCDより認証を受けているクラブハウスは、世界で約30ヵ国、400ヵ所以上ある。
日本のクラブハウス
日本では、認証を受けているクラブハウスは5ヵ所(※1)であるが、クラブハウス方式で活動をしている所は他にもある。(※2)
(※1)
- 1992年 JHC板橋「サン・マリーナ」(東京都、板橋区)
- 1996年「クラブハウスはばたき」 (東京都、小平市)
- 1997年「ストライドクラブ」 (東京都、渋谷区)
- 2003年「ピア・ステーション・ゆう」 (奈良県、奈良市)
- 2005年 「クラブハウスゆうせん」(岐阜県各務原市)
(※2)
- 「クラブハウスFor Us」 (千葉県市川市)
- 「クラブハウスシンプルライフ」(東京都、練馬区)
- その他
クラブハウスの理念
① 原点
- メンバーが必要としていた “場所” “空間” が原点。
- 自分たちが真の意味で “所属” することのできる場所。
- 自分たちがそのままの人間として、そして貢献することができる人間として、必要とされる人間として、受け入れられていると感じることができる場所。
- いつでもクラブハウスのメンバーであることが保証されている場所。
- 完全に自主的な参加ができる場所。
② 4つの権利
- 誰でも来ることができる場 (The Right to a Place to come )
- いつでも帰って来ることができる場 (The Right to a Place to Return)
- 意味のある人間関係を持つ (The Right to Meaningful Relationship)
- 意味のある仕事がある (The Right to meaningful Work)
クラブハウスの特徴
- メンバーとスタッフのパートナーシップによる運営。運営に関わるミーティングは、スタッフとメンバーで構成される。運営に関わる全ての事項は、このハウスミーティングで決定される。
“メンバーだけのミーティング” “スタッフだけのミーティング”はない。また、スタッフ専用の部屋もない。
スタッフとメンバーの関係は、“Side By Side” つまり、仕事を協働して行う “パートナー”としての関係。
- 相互支援を基盤とするユニット活動・・・共働的相互支援
アウトリーチ・・・手紙、電話、訪問などによる相互支援
- メンバーの主体性の尊重。参加は主体性を尊重するものであり、強制されない。
クラブハウスを運営するメンバーとしての主体性。役割分担。
活動内容
- ディプログラム・・・ユニット活動(受付・事務・ランチと喫茶)
- アウトリーチ(友愛訪問)・・・しばらく来ていない方や引きこもり状態にある方へ、手紙や電話及び訪問により連絡をとる。
- 過渡的雇用・・・企業とクラブハウスが雇用契約を結び、就労を希望する方への支援をする。
- 夜間・週末プログラム・・・レクリエーション、社交など
- 教育・研修プログラム・・・学習会、各種講座、研修会参加など
- 住居プログラム・・・住居斡旋など
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